2010年05月19日

40代バブル世代の沿革

ここでは、「40代バブル男子」を含む「40代バブル世代」の沿革(誕生から現在まで)を紹介していきます。

◇誕生◇
40代バブル男子が生まれた時期は、高度経済成長の中盤。当時はベトナム戦争の真っ只中で、全共闘やパリ5月革命といった学生運動が高揚した時代に生まれる。

◇学生時代◇
小学校に入学したのはオイルショックの直前か直後という時期。「四畳半フォーク」が流行した時代に小学生生活を送る。
中学時代から高校時代に当たる1980年代前半には、いわゆる「ツッパリ文化」の最盛期。矢沢永吉や横浜銀蝿などに影響を受けた不良ファッションが大流行。校内暴力発生件数が戦後最多を記録し、校内暴力がメディアで騒がれた。
大学に進学すると、「バブル文化」の発信源として華やかなファッションブームや文化を生み出すようになる。学問に没頭することは一般に「ダサイ」とされ、享楽的な生活を謳歌した大学生も多数いた模様。

◇就職◇
大学を卒業する頃には、バブル景気により就職市場が大幅に好転。
いわゆる売り手市場となる。企業から人気の高い有名大学の学生は接待を受けるようになり、「3S(寿司、ステーキ、ソープ(風俗))」というキーワードも誕生した。

◇就職後から現在◇
就職後、バブルが崩壊し、不況に突入。所属する企業が採用人数を大幅に絞ったため、過密労働を強いられるケースが頻発。
リストラ対象として企業からマークされ、仮にリストラを免れても、給与が伸び悩んだり、経験不足の状態で昇格させられたりといった状況になる。社内でのポスト争いや重くのしかかる責任から心の病を発症する事態が勃発。


こうやって見ていくと、若い頃にはあまり苦労せず人生を楽しんでいたのに、バブルが崩壊して不況に陥ると突然「転落人生」になった人も多いようですね。なんだか少し気の毒な気もしてきます。





↑「文庫 オレたちバブル入行組」表紙の背中が寂しく見えるのは偶然でしょうか・・・
posted by 羽崎優 at 14:05| Comment(0) | 40代バブル男子の成長過程 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月18日

40代バブル男子の就職活動

40代バブル男子就職した時期といえば、バブル景気の真っただ中です。
今では、「超売り手市場」と言われるように、企業がこぞって学生(新卒社員)の確保に奔走していたようです。

多くの企業が、学生の目をひきつけることを目的としてテレビで大々的な企業広告を行い、豪華な企業パンフレットを作成・配布して学生の確保に尽力していました。
また、青田買いの一環として、都市部の大学生が主宰するイベント系サークルやそれらが企画するイベントへの協賛を企業が積極的に行っていたとされています。
今の時代には信じられない話ですが、本当のようです。

見込みのある学生(主に有名大学出身者)の確保に成功した企業は、内定者を他社に取られないようにするため、研修と称して国内旅行や海外旅行に連れ出し、他の企業と連絡ができないような隔離状態に置く、いわゆる「隔離旅行」を行ったというのも、よく聞く話です。

特に体育会系が「忍耐強い」という理由で好まれ、激務だった証券業界などはわざわざ食事を奢ったりしながら学生の確保に努めたようです。

ちなみに、有効求人倍率は、1991年に1.40倍を記録。リクルートの調査では、1991年卒の大卒求人倍率が2.86倍にもなったようです。

この世代からは公務員がバカにされるのも有名な話で、「公務員はバカがなる職業」という発言もされていたと記録されています。失礼な話ですね。

また、誰もが知っているような超有名企業(特に広告会社やテレビ局、航空会社、大手飲食メーカー)に希望が集中し、理科系の学生も文化系の職種にこぞって応募したことから、のちに「文系就職」と揶揄されることになります。
その波を受け、製造業は採用苦に陥ります。40代バブル男子の就職活動時代には「メーカーなんてダサイぜ?」という声が多かったようです(当時を知る先輩への筆者リスニングによる)。




↑この本にバブル経験者の生の声が収録されています





posted by 羽崎優 at 21:20| Comment(7) | 40代バブル男子の就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

40代バブル男子とは?

40代バブル男子」とは、日本経済未曽有の好景気に見舞われ、誰もが「日本一=世界一」と信じて疑わなかった時代に就職した男の人を指します。

当時(1980年代後半)各企業は高騰を続ける地価を利用して設けようと、多額の投資をして土地開発をしました。土地の次には住宅価格まで跳ね上がり、実体経済以外の部分での資産が、泡沫(バブル)のように水ぶくれします。

本業で細々と着実に利益(インカムゲイン)をあげるのは「ダサイ」とされ、所有する土地や金融資産を運用して大きな収益(キャピタルゲイン)を上げる「財テク」と呼ばれる活動に熱中するような人たちも多くいました。安田火災が57億円でゴッホの絵画『ひまわり』を買うような時代です。

ワンレン・ボディコン」「トレンディ」「三高」という今では恥ずかしくて発言できないような言葉が普通に使われ、食事といえば「イタ飯(イタリア料理)」、車は国産車ならシーマクラウン、外車ならベンツジャガーフェラーリと、派手に消費をするのがカッコイイ(こういうのを「トレンディ」って言うのかな?)と信じて疑わなかったバブル時代。

民間企業は好業績を糧に、更に営業規模を拡大したり、経営多角化を行おうと募集人数を拡大。学生の獲得競争が激しくなりました。
一言で言うと、「40代バブル男子」は、苦労せずに就職できたということです。しかも、中小零細企業ではなくて、名前だけなら誰もが知っているような大企業に楽々入社した「40代バブル男子」も多いわけですから、無駄にプライドが高いのも特徴です。




↑こんな映画もありましたね




posted by 羽崎優 at 16:03| Comment(1) | 40代バブル男子とは? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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